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2008.03.04

論文を読む1

 日本教育工学会の論文を読むことにした。これは,今年の目標にも入れていたことだ。友だちの後押しもあって,始めるきっかけができた。
 まず最初に,堀田龍也先生@NIMEの「教育行政の立場から寄せられる教育工学への期待」(第23回日本教育工学会全国大会講演論文集p43-44)。これは,当日のシンポジウム2で話された内容だ。現在は,地方分権の時代で,キーワードは地方自治体が握っている。そういう時代だからこそ教育工学研究には,①教育の情報化の成果や効果について,理論的・学術的に説明責任が果たせるようなデータの提供を行うこと,②教育の情報化に伴う学校組織や教員の資質の変化に対応するための組織・研修モデルや移行の方法論等について,実証的かつ追試可能な形で提示すること,③教育の情報化に関する費用対効果について地方自治体が引用可能な形でとりまとめることなどが期待されると述べている。すでに,地域格差が始まっているように思う。我々現場からも地方自治体に対して情報教育や教育の情報化が,さらに推進されるよう要望していきたい。
 次に,高橋純先生@富山大の「小学校の教科指導における効果的なICT活用場面の分類」(第23回日本教育工学会全国大会講演論文集p105-106)を読んだ。この論文は課題研究発表になっていている。お手本を読むつもりで読んでみた。内容はもちろんのこと,目的と結果のつながりを見つけやすく,本当に分かりやすい論文だった。目的の中に,「傾向や特徴を明らかにする。」と書かれていて,結果のところでも「傾向」と「特徴」がきちんと明確に分けて書かれてあった。私ならきっと傾向と特徴をごちゃ混ぜにして書いてしまうはずだ。
 最後に一般研究発表の授業設計・実践(1)(p189-200)を読んだ。目的は,①目的と結果の整合性を見つける。②結果を導くためにどのようにしているのかを理解する。タイトルを見るとおもしろそうなのに,結果がはっきりとわからないものがあった。逆に目的や結果がはっきりしていると,読んでいてわかりやすい。書き方というのはやはり大切なのだということを再確認した。

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